≪新規作成の手順≫
◆一回だけ動くアプリ
「全般」から「空のプロジェクト」を作成 → 新しい項目の追加(CPPファイル)
⇒ プログラムの動作確認
◆ずっと動くアプリ
「Windowsデスクトップ」から「Windowsデスクトップアプリケーション」を作成
⇒ 実際に動かすもの
≪配布に向けた注意≫
ランタイムライブラリを「マルチスレッド(/MT)」に設定しましょう。
Releaseモードでコンパイルした場合、プロジェクトフォルダにReleaseという名前のフォルダが作成され、 そこにはRelese用のexeファイルが存在するはずです。 アプリケーションの配布の際には、このexeファイルとreadme.txtのような各種必要なファイルを ひとつのフォルダにまとめることになると思われますが、Visual C++ 2010 Expressの既定の設定で作成されたexeファイルは、 msvcr100.dllに依存するという1つの問題を抱えています。 DLLを利用するという設計は、exeファイルのサイズを軽くするという利点があるのですが、 このmsvcr100.dllがあらゆる環境に存在するとは限らないことから、 ある環境によってはDLLが存在しないためにexeファイルが実行できないことがあります。 Visual C++ 2010 Expressは、再配布可能なファイルの情報をC:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\1041に存在する redist.txtに記述しており、そこにはmsvcr100.dllが含まれています。 したがって、このファイルを配布するexeファイルと同じディレクトリに配置しておけば、 exeファイルの実行に失敗することはないと思われますが、 このファイルのサイズがそれなりに大きいことから、 最初からexeファイルにDLLに存在する関数コードを含めておいたほうが好ましいのが実状です。
exeファイルがmsvcr100.dllを利用しないようにするには、次の手順を行います。 メニューの「プロジェクト」から「プロパティ」を選択します。
すると、ダイアログが表示されますから、左側のペインから構成プロパティ->C/C++->コード生成を選択し、 ランタイムライブラリという項目にてマルチスレッド(/MT)を選択します。
引用元:
http://eternalwindows.jp/else/vc2010.html
≪GUIアプリ保存時の注意≫
しかし、ビルド後のディスク使用量は以下のように約 10 MB となり、 ディスク容量に制限がある場合は大きすぎるかもしれない。
よって、ディスク容量に制限がある環境でプロジェクトを保存するときは
- 「ビルド」→「ソリューションのクリーン」の実行
- (プロジェクト名).ncb というファイルの削除
を癖として身に付けたほうがトラブルが少ないかも知れない。
(家のPCではそのような必要はないだろうが)
引用元:
http://brain.cc.kogakuin.ac.jp/~kanamaru/lecture/prog1/03-intro01_express.html